現在の仕事内容はどのようなことですか。

　品質管理の部署で、工場で作った製品について、どんな検査をしていくのかという計画や検査結果のまとめなどの検査業務をしています。また、実際に現場を回りながら工場の衛生面のチェックをしたり、起こった問題への対処をしたりしています。あとは、商品の規格書や仕様書を作るのも仕事の一つです。

この仕事のどんなところにやりがいを感じてますか。

　工場の中のたくさんの人と一つのことをやり遂げられた時にはやりがいを感じます。例えば、製造方法や衛生面、品質面などでより良くするために改善案を出して、皆さんが協力してくれると、自分のやってることを理解してくれたんだと、やっててよかったなと感じます。

今のお仕事に就くきっかけと実際に仕事に就かれての印象はいかがですか。

　学生時代に食品科学を研究していて、北海道出身ということもあって、道内の食品業界で品質管理の仕事をしたいということで就職活動をしたのがこの仕事に就くきっかけです。実際に働いてみると、学生時代は少人数での研究だったのですが、仕事となると多くの人が関わるので、その人たちをどう巻き込んでいくのかというところが大切で大変だなと感じています。

それでは最後に、働く上で大切にしているものがあれば教えてください。

　たくさんの人を巻き込んでいけるような「伝え方」というのを大切に仕事をしています。それは、いくら正しいことでも伝え方一つで人の協力姿勢というのは変わってきてしまうので、協力したくなる伝え方というのが大事だなと感じているからです。これからも、より良い商品を作るために、もっと知識をつけることも大事ですが、この伝え方も大切にしていきたいと考えています。